折り加工について

2019年5月20日 印刷まめ知識

折り加工について

「折り加工」とは、一枚の用紙を様々な形に折っていく加工のことです。パンフレットやチラシ、DMなどでよく用いられ、情報量はそのままに、印刷物をコンパクトにしたり、ページ数を増やしたりと、印刷物を見やすく、使いやすくする効果があります。

いくつか例を挙げると、「A3、二つ折り」といった場合、A3サイズで印刷した紙を二つに折るので、仕上がりはA3の半分のA4サイズとなります。1枚の用紙を4ページにすることができ、会社案内や商品・サービスの紹介といったパンフレットに使用されることが多い加工方法です。
また、「A4、三つ折り」の場合は。下の図を見てわかるように、折り方は外三つ折りと呼ばれる「Z」型に折る方法と、巻三つ折りという外側の面を巻き込む折り方があります。仕上がりサイズはA4サイズの3分の1と、手に取りやすく、陳列や持ち運びにも便利になります。コンパクトなパンフレットや商業施設のフロアガイドなどにもよく見られる加工方法です。
外にも、外四つ折りと巻四つ折り、さらに、両側を観音扉のように折る観音開き折り、表と裏を交互に折っていく蛇腹折り、大きな紙をコンパクトにする十文字折りなど、「折り加工」には様々な種類があり、印刷物を使用する用途や場所に応じて使い分ければ効果的です。